フェールセーフの「フェール」は【fail:失敗】
フェールセーフとは、安全に関するキーワードです。
フェールセーフ
あるシステムが起こりうる障害に対して、安全な方向に動作すること。
大辞林
機械は必ず壊れます。その壊れた時に、安全に動作するようにしましょうという考え方がフェールセーフです。
フェール(失敗)してもセーフ(安全)なシステム、それがフェールセーフです。
failの意味
- 失敗する
- 不合格になる
- 動かなくなる
- 倒産する
- 衰える
- そただない
- 不足する
failの関連単語
failed(形容詞):失敗した、破綻した
failing(形容詞):破綻しかけた、ダメになりつつある
failure(名詞):失敗、怠慢、衰弱
unfailing(形容詞):尽きない、絶えることのない、常に変わらない、無尽蔵の
failを用いた成句
heart failure:心臓麻痺、心不全
multiple organ failure:多臓器不全
pass fail:合否評価の
system failure:システム障害
あとがき
フェールセーフについて語ります。
フェールセーフは、ある障害が発生した時に安全側に作動するシステムです。
フェールセーフのポイントは、放置すると安全側になるという点です。
例えば、車のブレーキについて考えます。
車のブレーキペダルの裏にペットボトルなどが転がって入ってしまい、ブレーキが踏めないという事故があります。
この事故の問題点は、「ブレーキを踏まないと車が止まらない」という点です。
「ブレーキを踏む」という動作が「安全側」になり、ブレーキを踏むことに失敗すると危険な状態になっています。
「ブレーキペダルを踏むことでブレーキを解除する」という仕組みにすると、ブレーキペダルを踏むことを失敗した時にブレーキがかかった状態になり、安全側になります。
実際にこのシステムを導入するのは操作性の問題などがあるので難しいですが、実現できた場合はとても有効な安全対策になります。