クラフトの語源は、英語の【craft:手工業】
「クラフトビール」という言葉を聞くと、どのようなイメージを持ちますか?
「オシャレなビール」
「マイナーなビール」
「変わったビール」
このような感じでしょうか?
クラフトビールを辞書で調べると、以下のような意味が記載されています。
クラフトビール
小規模な醸造所で原料や醸造方法にこだわって造ったビール
現代用語の基礎知識
クラフトビール
「地ビール」に同じ
デジタル大辞泉
では、クラフトビールの「クラフト」の意味はご存知でしょうか?
クラフトビールの「クラフト」の語源は、英語の【craft:手工業】です。
craftの意味
- 手工業、工芸、手先の技術、技
- 技能、技巧、巧妙
- 悪知恵、悪巧み、狡猾
- 同業者、同業組合
- 船、小船舶
craftの英英辞書の解説
craft
A craft is an activity such as weaving, carving, or pottery that involves making things skillfully with your hands.
コウビルド英英和
あとがき
今回はクラフトビールの「クラフト」という言葉について調べました。
基本的には「クラフトビール」=「地ビール」のようです。
以下、地ビール・クラフトビールの歴史を振り返ります。
1994年にビール酒造免許の取得条件が、年間60リットルに引き下げられました。
(引き下げ前は年間2000リットル必要でした)
その際に、全国に地ビールブームが広がりました。
しかし、そのときの地ビールブームは一時的な盛り上がりであり、結果的に数年後には下火になっていきました。
ところが近年、こだわりを持った造り手による「地ビール」がコンクール等で賞を取るようになったことで再度注目されるようになり、「クラフトビール」と名前を変え、再度盛り上がり始めている状況です。
「地ビール」から「クラフトビール」と名前を変えることで、消費者に対してより洗練されたイメージを持ってもらおうという戦略なんですね。