リバースモーゲージの「モーゲージ」の語源は、英語の【mortgage:担保】

「モーゲージ」の語源は【mortgage:担保】

リバースモーゲージのCMをよく見るようになりました。

リバースモーゲージとは、「持ち家がある高齢者が、その家を担保に老後の生活費などを一時金または年金形式で借りられる貸付制度」のことだそうです。

「リバース」の意味は「逆」です。普通の借金はある時点で一定額を借りた後月々定期的に返済を行うため、徐々に借入残高が減ります。一方、リバースモーゲージは、持ち家を担保に月々年金形式で借入を行うため、借入残高が増えていきます。そこが通常の「逆」のため、「リバース」と名前が付いています。

「モーゲージ」の意味は「抵当」です。持ち家を「抵当」に入れるためです。「モーゲージ」は英語で【mortgage:抵当】です。

mortgageの意味

  1. 抵当に入れる、担保にする
  2. ささげる、投げ出してかかる
  3. 支障をきたす

mortgageの関連単語

mortgagee:抵当権者

mortgage rate:住宅ローン金利

あとがき

以下は個人的な見解です。

なんとなくですが、「リバースモーゲージ」って怖いなと感じました。

仕組みとしては理にかなっているのですが…。

例えば、35歳で家を建てて35年ローンを組むと70歳まで住宅ローンを払い続けることになります。そして、70歳からリバースモーゲージに申し込んで90歳まで生きたとします。この例だと、35歳から死ぬまで金利を払い続けることになります。金利を支払うのは借金をしているので当たり前ですが、人生の大半が借金なんだなぁと感じました。

また、持ち家の価値を事前に見積もって担保にして貸付を行うという仕組みに不安を感じます。これからの時代は日本の人口が減り、住宅が余ります。住宅の価値は建物の状態だけではなく、需要と供給も関係します。貸付を受ける段階の査定で「20年後に1000万の価値が残るはずなので1000万貸します。」となった後に住宅価格が下落すると、持ち家を売却した後保証人が借金返済の義務を負うことになります。十分あり得る話だなぁと感じます。

リバースモーゲージについては少し様子見をした方がいいかなと素直に感じました。

まぁ、今の私には関係ないんですけどね(笑